敬老の日エピソード
敬老の日にちなんだ「心温まるエピソード」「ちょっと素敵な話」を、幾つかご紹介します。
年に一度の敬老の日には、心の中にしまっていたおじいちゃんやおばあちゃんとの話を思い出しながら、ご家族ご一緒に話し合ってみるのもいいですね。
孫の顔をもっとみせてあげないとね…
4才の息子を連れ、久しぶりに帰省した敬老の日。息子が「おじいちゃんとおばあちゃんに絵を描いてあげる!」と言って、1時間もかけてふたりの似顔絵を描き、プレゼントしました。
普段ほとんど会えない孫からの突然のプレゼントに「ありがとね」と微笑みながらも、堪えていた涙がこぼれてしまう父。
それを見て「どうして泣いてるの?もっとかっこ良く描いてほしいの?」と心配そうにたずねる息子に、思わず皆で顔を見合わせ笑ってしまいました。
その日の夜、もっと息子を連れて顔を見せに帰って来なきゃね、と旦那と話したのを今でも思い出します。
敬老の日のプレゼントの行方
私が子供の頃、敬老の日に祖父にプレゼントをあげても「ありがとう。大事にしまっておくね」と言って、なかなか使ってくれなかったのを覚えています。
当時の私は「どうして使ってくれないんだろう?気に入らなかったのかな?」と不思議に思ったりしていましたが、孫が生まれた今では、あの時の祖父の気持ちがよく分かります。
きっと私も、孫にプレゼントをもらうようになったら、ずっと使わないで大切にしまっておくのだろうと思います。
アクティブな祖母をみて
よく友人たちと一緒に色んなところへ旅行にいく行動派の祖母。
時々祖母の家に遊びに行った時には、いつも楽しそうに旅行で撮った写真を見せてくれます。その写真に写っている祖母はいつも、私が毎年敬老の日にプレゼントした帽子や洋服などを身に付けてくれています。
「似合うでしょ」
そう言って笑う祖母の顔を見ると、いつもとてもうれしい気分になります。